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3月11日築地本願寺、本番が無事に終わりました。
70名以上の障害者・健常者・プロダンサーが如来様の前でひとつになれた感覚を味わえ、密度の濃い空間でいくら踊っても疲れなかったのは仏様が大変祝福して下さったおかげだと思います。 前回のリハーサル、私は「体がひとつ、命がひとつ」と言うことを皆さまに伝えました。 この素晴らしさ、すごさをどうやって皆さまに伝えようと思い、深呼吸を全員でしてから胸に手をあてていただきました。息づかい・鼓動・体の中をさぐり自分に意識を集中し、皆さまがどういう想いでここに来て、また今まで生きてこられた事の重みを新たに見つめ直します。私たちは即興集団ですので、そこで美しいピアノの音が即興で入り、そうしたところプロダンサーよりも一般参加者の方が何倍も生きている喜びが踊りから伝わり、私たちプロ側は逆の立場になってしまいました。 本番当日、私たちプロは仕事のために芸術を選んだのではなく、そういう生き方しか出来なかったので、今ここにいるとその私たちが皆さまをさらに輝かせられないわけがないと。そして私がみんなをどんなに信用しているか、それを本当は一人一人に伝えたいと、言っている私は珍しく涙してしまいました。 そしてゲネプロ、私たちは命がけでやっているのですが、参加者・プロやはりバラバラです。振付を揃えて踊るのではないので、全員が共震しあわないと見せるに値しません。 本番直前、足に障害を持つ妹から「感謝」が足りないと教えられ、ここで止め。 このメンバーでやれることを心より感謝し、初めてまとまることが出来ました。私自身は最後、如来様を見たときにあまりに何かがすごいので、「ごめんなさい」という気持ちになり緊張したことのない私が珍しく歌詞を間違えてしまいました。 生の自分をさらけ出し、自然体であるがゆえ、ちょっとのいい加減さも自分に跳ね返ってくるような、毎日このように瞬間瞬間生きていられたら! ▲
by lampslodge
| 2007-03-11 13:32
| 2007
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