2008年 08月 29日 ( 1 )

深い響きは癒しつづける

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昔の友達が亡くなってしまった。48歳で有名な女優さんだ。眼がとても綺麗で声が低くていつもつつみこまれるような気がした。心をのぞかれているような気もした。その当時勝ち気な私はちょっぴりライバルだとおもっていたのに、優しかった。もう30年以上も前、大きすぎる夢を抱えた私は生来の秘密主義のため心を見せたくないと思っていた。仲良くなって何年かたって少しずつお互いに売れてきたころ、電話があった。(かおるこ、温泉でもいってゆっくりしよう)深い響きの私よりも大人の声だった。でも断ってしまった。人がやすんでいる間にがんばらなきゃと自己中心の声が、心の中で響いた。今思えばやっぱり私をきづかって言ってくれたのだろうか。もっと本音で話せる友だと思ってくれていたのだろう。ごめんね、いまだに私は、一人で旅立ってばかりいる、誘ってくれる人もいなくなった。電話の声なのにずっと私の深いところで響きつづけているよ。最後にテレビで見たのは、やっぱり励ましていた看護婦さんだった。泣きながら全身で看病していたあなた、似合いすぎるよ。思えば会った時から同じ声だった。
いろんな思いが複雑に陰影を創るそれが不思議な優しさとなって伝わる素晴らしい声だった。天国でも優しいんだろうなぁ。
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by lampslodge | 2008-08-29 02:50