3月のメッセージ

3月11日築地本願寺、本番が無事に終わりました。
70名以上の障害者・健常者・プロダンサーが如来様の前でひとつになれた感覚を味わえ、密度の濃い空間でいくら踊っても疲れなかったのは仏様が大変祝福して下さったおかげだと思います。
前回のリハーサル、私は「体がひとつ、命がひとつ」と言うことを皆さまに伝えました。
この素晴らしさ、すごさをどうやって皆さまに伝えようと思い、深呼吸を全員でしてから胸に手をあてていただきました。息づかい・鼓動・体の中をさぐり自分に意識を集中し、皆さまがどういう想いでここに来て、また今まで生きてこられた事の重みを新たに見つめ直します。私たちは即興集団ですので、そこで美しいピアノの音が即興で入り、そうしたところプロダンサーよりも一般参加者の方が何倍も生きている喜びが踊りから伝わり、私たちプロ側は逆の立場になってしまいました。
本番当日、私たちプロは仕事のために芸術を選んだのではなく、そういう生き方しか出来なかったので、今ここにいるとその私たちが皆さまをさらに輝かせられないわけがないと。そして私がみんなをどんなに信用しているか、それを本当は一人一人に伝えたいと、言っている私は珍しく涙してしまいました。
そしてゲネプロ、私たちは命がけでやっているのですが、参加者・プロやはりバラバラです。振付を揃えて踊るのではないので、全員が共震しあわないと見せるに値しません。
本番直前、足に障害を持つ妹から「感謝」が足りないと教えられ、ここで止め。
このメンバーでやれることを心より感謝し、初めてまとまることが出来ました。私自身は最後、如来様を見たときにあまりに何かがすごいので、「ごめんなさい」という気持ちになり緊張したことのない私が珍しく歌詞を間違えてしまいました。
生の自分をさらけ出し、自然体であるがゆえ、ちょっとのいい加減さも自分に跳ね返ってくるような、毎日このように瞬間瞬間生きていられたら!
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# by lampslodge | 2007-03-11 13:32 | 2007

9月のメッセージ

NHKラジオの「わくわくラジオ」(進行役が村上信夫アナウンサー)に出演しました。
リスナーからすぐにFAXやメールが届き、ドキドキワクワクの生放送です。
ベテランの村上アナを相手にちゃんと質問に答えなかったり、また謝りの「ごめんなさい」が曲紹介の時に同時に話しちゃったりハチャメチャだったんですけど、おかげさまでリスナーからの質問は記録的なものだったらしく…皆さんありがとうございました。
放送で唯一言いたくて言えなかった話しがひとつだけあります。
最近私、山に行って踊っているのですが、東京へ帰ってコンクリートの街を見ていると、物質たちが私に「こうしなさい!」とエネルギーを送っているような気がしました。
山へ行って自然に囲まれて即興で歌ったり踊ったりすると(人からみるとあぶないですが・・笑)楽しくて楽しくて、人間は本来自由で何やっても良いんだと解放してくれます。
物質は粒子が固まって、こういう物質になるんだというエネルギーで存在していますから、私たちはその物質のエネルギーの影響を受けている気がするのです。
障害児たちは私にとって自然と同じ、その自由さは大事なものを思い出させてくれます。
バリアフリーワークショップライブでは、これをテーマに私も踊っています。
まずは見学だけでも来て下さい。
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# by lampslodge | 2006-09-27 13:34 | 2006

8月のメッセージ

即興で声を出すようになって三ヶ月が過ぎた。
擬態語・セリフ・メロディ・声を使って相手と一瞬につながる。
自閉症など精神に障害のある子供達は興味のあることしかしない。
ボーっと座っている子供達に「キラキラ」とか「パパパッ」とか言いながら踊りかける。
相手の世界を否定せず、その世界に降り注ぐ光の粒、声を伴った体は強い。
彼らは恥ずかしそうにまた、そのうつろな目でゆっくり手をあげる。
それを見て障害児のナゴミちゃんは「香瑠鼓先生のまわり愛いっぱい」と言ってくれ「自分自身で踊ることが出来たから最高でした」と言った。

本当に表現したい事だけ踊る障害児の純粋さには、いつもおどろかされ感動する。
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# by lampslodge | 2006-08-29 13:37 | 2006

7月のメッセージ

自分に正直に、もっと自由に、私たちのカラダにインプットされている直感を働かすのは、チカラを抜いて、呼吸して、考えないで、ボーッとしてみる。
心臓の音が聴こえ呼吸をしている自分。そこにただ1人の自分がいる。
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# by lampslodge | 2006-07-25 13:38 | 2006

8月のメッセージ

■2005/08/24

カオルコエクセルの初ライブも終わり、老人ダンサーズ(エクセルヒューマン)もサティフファクションに合わせて、ソロの踊りを披露する位に盛り上がった。79歳の青木さんの踊りは琴の音を表現したとおっしゃり、60歳の土居さんは転倒防止にいいと体をグイグイと傾けて踊り、松島さんはたてノリでパッと見ると若者にしか見えない。
さすがだ。今度は私と絡んで三者三様の男の色気に挑戦してもらおう。

最近は振付を揃える事に疑問を感じている。北海道のよさこいソーラン祭りの一角に、輪おどりソーランという一般の人も飛び入り参加OKのコーナーがある。ミスターよさこいの宮本氏が、ロックバンドを背に歌い、老若男女、障害を持っている方たち、中にはコンテストからはみ出した個性的な人達がたくさんいる。それぞれ好き勝手に踊っている姿を見ると(一応振付はあるのだが)これが本来のお祭りだ!私も参加したいと思った。

私は今迄、隠された個性の魅力・役割を活かすように振付してきた。ウィンクだって、二人が違うパートがあるし、たとえ同じ振りでも踊っている人が活かされるように細心の注意を払っている。だから自分に正直に、ノビノビと踊っている姿に弱い。自分はこうだけど、あなたはそうなんだと他人との違いを面白がる。個人が自分を持った上での調和であり、振付・群舞であると思う。

話は飛ぶが、スターウォーズを観た時に、争いの原因は、好きな人を守るという愛情であり、それは自我に通じるという事を小さい頃よく考えていたのを思い出した。だから好きな好きな人が出来たらどうしようと、ちょっぴり恐怖だった。他人との関係性の中で、振付も恋愛も考えていたら本末転倒になってしまう。まず自分の心に聞いてみる。私はこうしたいと思う気持ち、それを深く無意識のレベルまで到達できれば、戦争は起きない。
私たち人類は、共存出来るようにDNAにすり込まれているはずだ。
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# by lampslodge | 2005-08-24 13:40 | 2005

6月のメッセージ

奈良県の障害者の施設で私のCD「ソーランX」「ソーランバラード」をかけ踊ると子供達が不思議と静かになったりキチンと踊ったりするのを見た。

私の声、音楽、彼らの深い部分に届いて何かを共有する。それに動きも含めて無意識のレベルでダイレクトにキャッチするものを今創りたい。

私達はこの体に生きる喜びをインプットされ生まれてきていると思う。

今どうしてもやりたいのはお年寄り達に手と顔だけのシャープな振付をつけたダンサーズ。観客の無意識のレベルに訴えかけるパフォーマンスを創りたい。
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# by lampslodge | 2005-06-01 13:41 | 2005