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1月のメッセージ

制服を来崩した6、7人の男子高校生の間をすり抜けただけで不安になる。
怖い感じがするのは与えられた情報とワークショップなどでの体に刻まれた記憶だろうか。
と思ったら自転車と何かがぶつかった軽い事故を見てしまった。散らばったガラスを拾う中年の女性。ケイタイで警察に電話するサラリーマン。ほとんどが通りすがりの人々の中に心底同情している2人の男子高校生もいる。ひとかたまりになっていた人たちはこの現場を何とかしようという気持ちで結びつき助け合っていた。やっぱりそういうものなんだなと思いつつ‘みんな頑張ってください’と祈りながら通り過ぎた。

外見で人を判断する思考回路を断つ、感じる為のワークショップを創っている私なのにいつの間にか頭も心も固くなっている。瞬間に感じて顔に出した苦い経験を思い出した。

カフェでアジア系の兄弟が2人だけで食事をしているのを見て、とっさに奇妙に見え、怪訝な顔をしてしまった。2人はビクッと怯えて不安そうに私を見た。兄のTシャツは「サッカー魂」と日本語で書かれ、小学生らしき弟の世話を一生懸命していた。あまりの純粋さに私は目が離せなくなる中、2人は帰り際にセルフサービスの水を汲んで2杯飲みながら何回も頷き、調理場へコップを返す時はお辞儀をした。水をこんなにおいしそうに大切に飲むなんて!2人だけで食事をして心細かったかもしれないのに、ものすごく後悔をした。
たとえ自分の中にネガティブな思いを感じても、瞬間に2人の純粋さを受け取れば笑顔になるはずだ。

ネガティブを打ち消し、ポジティブに行動する。相手を無条件に信用出来なくても同じ人間同士私たちは繋がっている。誰かのちょっとした善意が私たちに影響を及ぼす。自分が存在するのも相当な人たちの奇跡のパズルが組み合わさり恩恵を受けている。

そして最近は思考の具体化のスピードが早くなり良い事も悪い事もすぐ現れてしまう。地球の温暖化も「このぐらい自分だけならいいや」と思い続けた人たちの為に異常なスピードで進んでしまった。隣の家が火事なら恐ろしいが今はどこかの国の森が火事でも恐ろしい結果になるのがわかる。時と場所を超えて私たちは密接に繋がっている。だからこそ瞬間の判断と行動がお互いに影響を及ぼすと思う。今こそ人間を信じよう。人間をもっと好きになりたい。

by 香瑠鼓
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by lampslodge | 2008-01-28 13:27 | 2008